校長よりあいさつ

平成31年4月

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 八甲田連峰を背に、眼下に陸奥湾を望む青森市の東南に位置する本校は、明治33年(1900)に開校し、来年度、創立百二十周年を迎える歴史と伝統のある高等学校です。卒業生は四万人弱を数え、政・官・財界をはじめ各界各層で有為な人材として幅広く活躍しています。本校では、下記の2019年度学校経営方針にあるとおり、「自律自啓・誠実勤勉・和協責任」の綱領のもと、生徒一人一人の個性の伸長を図り、創造的な思考と主体的な行動ができる心身ともに健康な人間を育て、新しい時代における社会の一員としてその進展に貢献する人材の育成を目指した教育の推進に努めています。また校章には校歌の一節にある“無限の象徴(しるし)”を記号∞に図案化し、その中心に「高」の字が入れられるなど、シンプルな形状の中にも深遠な意味が込められております。その暗示するところに従い、教職員一丸となって、日々の教育活動に邁進しています。

 2019年度学校経営方針
(1) 綱領
 「自律自啓」 「誠実勤勉」 「和協責任」
(2) 教育目標
 生徒一人一人の個性の伸長を図り、創造的な思考と主体的な行動ができる心身ともに健康な人間を育成し、新しい時代における社会の一員としてその進展に貢献する人材の育成を目指した教育を推進する。
(3) めざす生徒像
 「主体性と協調性をもって果敢に将来を切り拓く生徒」を目指し、
ア 自己の生活態度の管理と心身の健康に努める生徒
イ 多様性を尊重し、社会規範を遵守する生徒
ウ 主体的に課題を発見し、最適解を探究する生徒を育成する。
  そのために、「知識・技能」の習得、「思考力・判断力・表現力」の育成及び「学びに向かう力・人間性」の涵養はもとより、本校が特に育てたい資質・能力として、以下の10の力(青高力)を掲げ、すべての教育活動に紐づけてその育成を図る。
  「知力・学力」「課題発見力」「論理的思考力」「課題解決力」「原因分析力」「受信力・発信力」「協働力」
  「行動力」「自己管理能力」「自己実現力」
(4) 重点目標
ア 学習指導
 (ア) 厳しさと愛情のある質の高い授業を実践し、生徒の学習意欲を高める。
 (イ) 生徒一人一人の学習到達状況に気を配り、きめ細かい指導に取り組む。
 (ウ) 生徒の可能性を引き出す探究的な学習に取り組むなど、授業改善を図る。
 (エ) 先を見通した計画的な学習内容の精選と研究により指導力の向上を図る。
イ 生徒指導
 (ア) ルールは遵守させ、マナーの指導を徹底するなど、規範意識の確立を図る。
 (イ) 特別活動や部活動等を通して人間関係形成力・コミュニケーション能力を育成する。
 (ウ) 市民性を育てるために、ボランティア活動や地域活動への取組を推進する。
 (エ) 家庭や関係機関との連携を図りながら、教育相談体制の充実を図る。
ウ 進路指導
 (ア) 自らの生き方を考え主体的に進路を選択できるよう、キャリア教育の充実を図る。
 (イ) 全教職員による協力的な指導体制を整備し、きめ細かい指導計画とその実施に努める。
 (ウ) 生徒・保護者との面談や進路に係る情報提供などにより、的確な指導・支援に努める。
エ 探究型学習への取組
 (ア) 全職員がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業及び探究型学習の研究開発に係わる。
 (イ) 教育活動全体を通して、生徒自ら課題を設定し、その解決に向けて主体的・協働的に探究する態度を育成する。
オ 保健安全指導
 (ア) 教育環境の保全と安全の確保し教育活動全体を通して生命を尊重する態度を育成する。
 (イ)不断に生徒の観察に努め、悩みや不安を抱える生徒を積極的に支援する。
カ 教職員について
 (ア) 教育公務員として自覚ある行動に徹し、法令及び服務規律を遵守する。
 (イ) 教職員間のコミュニケーションを円滑にし、組織で対応する力を高める。
 (ウ) 心身の健康管理に努める。
キ 重点校の取組について
 (ア)グローバル教育や理数教育における先進的な取組の普及活動を推進する。
 (イ)各校と連携し、教科指導・進路指導における中心的役割を果たす。


 本校は、昨年度まで文部科学省からスーパーグローバルハイスクールの指定を受けた経験を生かし、今年度から、後援会並びに同窓会が財政支援をしてくださり、海外におけるフィールドワークなどの事業を継続実施し、引き続きグローバル人財の育成に取り組んでまいります。さらに本校は、スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、今年度で三年目となりますが、「国際的な科学技術の分野で活躍できる人材育成」にも取り組んでおります。二十世紀最大の天才であり、最高の物理学者、と言われるアルバート・アインシュタイン氏は、Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow, and the most important thing is not to stop questioning.「歴史に学び、今のこの瞬間を生きて、未来に希望を抱け。そして、最も重要なことは、「なぜ」という問いかけを持ち続けることである」という名言を残しております。そして、本校でも全生徒が「なぜ」という問いかけをもとに、自らが設定いたしました課題の解決に向けた探究的な学習活動への取組を行い、これからの時代において、よきリーダーとして、豊かな社会形成に貢献できる資質や能力を培う取組を行っております。

 私は、統合後の青森高等学校第29回卒業生でございます。本校には教諭及び教頭として、通算14年間お世話になりました。この度の人事異動で4回目の勤務となります。恐悦至極、または、身に余る光栄という表現が現在の私の心境でございます。
 伝統を守り、さらに本校が発展するよう、「生徒が嬉しい時はともに喜び、生徒が悲しいときはともに涙する。そして、素晴らしい授業で生徒から信頼を得る教師集団」作りを心がけています。

 今後とも本校の教育活動に対しましては、ご理解ご支援をお願い申し上げますとともに、本校の取組に対するご意見・ご感想をお寄せいただければ幸いに存じます。

青森県立青森高等学校

校 長  宍倉 慎次