第6回SGH講演会の様子

 2015年9月2日(水)、弘前大学 人文学部 森樹男教授より「グローバル時代の企業経営」というタイトルでご講演頂きました。


 1990年、日本企業の国際競争力ランキングは世界1位でした。それが、2015年には、なんと27位となりました。

 2030年、今の高校生が32歳になった時、「どこ」で「だれ」と仕事をしているでしょうか?「お向かいの○○さん、インドネシアで就職するみたいだよ」「今度営業課に来る新人、ミャンマーの人らしいよ」というような状況が普通となっていると予想されます。

 日本経済団体連合会が行ったアンケート調査では、「国籍を問わず、有能な人材を採用する」と回答する企業が増えており、日本人だけを採用する時代が終わりつつあるといえます。グローバル時代の新しい生き方として、海外で起業する人も多くなるでしょう。例えば現在タンザニアで中古車の輸入販売をしている日本人や、サンフランシスコでのおにぎりカフェ、カンボジアでのハーブ栽培など、様々な事業を日本人が立ち上げています。

 これから働く方々には、「グループワークができる力」「チャレンジ精神」「異文化理解力」「タフな精神力」「語学力」が求められています。


平成27年9月2日(水) 講師 弘前大学人文学部教授 森 樹男 氏