校長よりあいさつ

令和7年4月

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 本校は、八甲田連峰を背に陸奥湾を臨む青森市の東南部に位置し、明治33年(1900年)に開校され、創立125年を迎える県内屈指の伝統校であります。卒業生は4万人を超え、国内外の多様な分野で有為な人材として活躍しています。
 教育目標は、綱領である「自律自啓・誠実勤勉・和協責任」の精神を土台とし、「生徒一人一人の個性の伸長を図り、創造的な思考と主体的な行動ができる心身ともに健康な人間を育成し、新しい時代における社会の一員としてその進展に貢献する人材の育成を目指した教育を推進する。」としています。校章には、校歌に歌われた“無限の象徴(しるし)”を意味する記号「∞」と、その中心に「高」の文字を配し、シンプルながらも深い理念が込められています。
 学習面では、「探究活動等の中核的な役割を担う重点校」として、他校と連携した多様な探究的な学びを展開しています。令和5年度からは文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の第2期目の指定を受け、STEAM教育やグローバル教育の視点を取り入れた高度な理数教育を実践しています。これまでのスーパーグローバルハイスクール(SGH)および第1期SSHでの成果を礎に、科学的能力・思考力、課題解決力を養う教育プログラムをさらに発展させ、県内外、さらには国際社会に貢献する科学技術系グローバル人材の育成に努めています。
 現代社会は、科学技術やAIの急速な進展により豊かさを増す一方で、環境問題や貧困、国際紛争など深刻な課題も抱えています。こうした中、本校では、持続可能でより良い未来を創造するために、主体性と協調性をもって果敢に未来を切り拓いていくための「生きる力」、「生き抜く力」の育成を重視しています。生徒一人一人が自分の可能性を最大限に広げ、夢を実現するための力を育むべく、教職員一丸となってきめ細かな教育に取り組んでまいります。
 今後とも、本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和7年4月1日

青森県立青森高等学校

校 長  高橋 英樹