第8回SGH講演会の記録

 2014年10月15日(水)、青森公立大学 経営経済学部 福士隆三教授より「青森県の経済産業事情」というタイトルで日本と青森県の産業についてご講義いただきました。

 地域の発展には、企業の発展が欠かせません。特に、製造業が、地域の発展を支えるのに大きな役割を果たしています。

 今、身の回りの物を見てみると、どれくらいの物が青森県内で作られているでしょうか?ほとんどが県外で作られたものです。青森県は、いかに製造業を増やせるか、誘致できるか、どうすれば企業特有の何かを作り出すことができるのか、という課題を抱えています。日本の優れた才能である「ものづくり」の技術を発展させることが大切です。これは、青森だけではなく、今、日本全体が直面している課題と思います。

青森の代表的な企業の例として、時計の文字盤を作っている「テフコ」(弘前市)の技術は、本場スイスを始め、世界中で使われています。また、美容の分野では「イマージュ」(青森市)は東京銀座・神奈川・大阪など県外に20店舗も進出しています。

 福士教授より青高生へのメッセージは「人とともに学ぶ、人から学ぶ」。企業も人も同じ、人脈、人とのつながりが重要です。自分の殻に閉じこもって一人で勉強するのではなく、人とともに学ぶ姿勢を大切にしましょう。


平成26年10月15日(水) 講師 青森公立大学経営経済学部  福士 隆三 教授