第4回SGH講演会の様子

 2015年6月17日(水)、青森中央学院大学の大泉常長准教授より「国際的視野に立ったキャリア形成のための心得」というタイトルでご講演頂きました。


 講演の冒頭では、自称「人質評論家」の大泉先生ご自身が出演されたテレビ番組の録画映像をもとに、昨今、国際テロ組織が主犯の誘拐事件から生還した人々の共通点として、「助かったらこんなことしたいなぁ。あれが食べたいなぁ。」など悲観的なことは極力考えずに拘束期間を過ごしたということ、またそのような人に限って解放後の精神的なダメージも少ない傾向にあるということを話されました。

 国と国の争い・対立(戦争)は、近年、国とテロリストとの対立(戦争)へと変化してきており、そのテロの主たる目的も「破壊・殺人行為」ではなく、テロリスト自らの主張を大きな問題として各国に取りあげさせ、世界中にその主張を認知させることを主眼としているそうです。

 平和な日本も、今後テロへの対応を拡充していく必要があります。日本人そして生徒達も国際社会の一員といった観点からすると、国際平和について考える有意義な機会でした。


平成27年6月17日(水) 講師 青森中央学院大学准教授 大泉 常長 氏